仕立屋

アニメ、ゲーム、小説などの感想文と考察、妄想。ネタバレになると思われるのでご注意ください。

宝石の国(アニメ踏まえて原作おすすめ)

 

アニメ化決まってからひっそりとそわそわしていたので、このハイクオリティは嬉しい……。

アニメのほう拝見いたしまして、「これは絶対、原作おすすめするぞ!」と意気込んだ次第です。なるべくネタバレしないように……と思いつつ、原作をおすすめしていこうと思います。

 

 

遠い未来、僕らは「宝石」になったーー。

粉々になっても再生する不死のカラダを持つ宝石28人と、彼らを装飾品にしようと襲いかかる月人との果てなき戦い。

強くてもろくて美しい、宝石たちの新感覚アクション・バトル・ファンタジー。

 

 

というのが、原作漫画第1巻裏表紙の説明書きです。

今回は、これから手を出そうかと考えている方の後押しをしたい!仲間増やしたい!という下心のもと、正真正銘の「読書推薦文」を書くつもりでいるので、個人的なおすすめポイントと知って欲しい設定を並べていこうかと思います。

 

 

その一  性別とビジュアル

アニメ1話が放送されてから「女の子ばっかり?」「全員男?」と首をひねっている方を多々見かけたので先ずこれかと思いました。声を大にして言いたい……彼らは無性別です!

ビジュアルに関しては私も情報源がふわふわしていて申し訳ないのですが、作者様は「上半身は男の子、下半身は女の子」をイメージして描かれているのだとか。

そもそも鉱物である彼らに性別などあるべくもないと言いますか、これも勘違いなされている方が多いのですがこれは宝石の擬人化の作品ではなく、間違いなく生きた宝石たちの物語なので白粉でカバーしていない部分なんかは地の石の色が出ています。髪の毛に当たった光が肩に透ける描写などは万華鏡のようにきらきらしてとっても綺麗なのである意味見どころの一つではないかと思います。

 

 

その二  世界観

これは私がこの作品をおすすめする度に「漫画を買う際は少なくとも2巻まで一気に買ってください!」と口酸っぱく言っている要因でもあります。

この作品のおおまかな世界観(……とはいえ、まだ全てが明らかになっている訳では無いので仮にですが)を把握するには少なくとも漫画2巻まで読む必要があるように思います。個人的な見方ですが、この物語は世界観を暴いていく物語で、まだまだこの世界には壮大な何かが隠れていると思っているのでそれを考察するのも楽しみの一つです。

独特の雰囲気のある作品で、一コマ一コマが美術品と言っても過言ではないくらいに美しく完成されているのもこの作品の特徴と言えるかも知れません。

それから敢えてもう一度言いますが、漫画を買う際は少なくとも2巻まで一気に買ってください!おすすめします!

 

 

その三  フェチシズム

失礼、これは私個人のおすすめポイントですね。

アニメ1話でも十分に発揮されていましたが、彼らは砕けても集めてくっつければ元に戻ることが出来るという性質故に作中で何度もえげつない砕けぶりを見せてくれます。バラバラに砕ける様子がなんともこう、フェチシズムをくすぐると言いますか……個人的にはここもおすすめしたいポイントです。バラバラになっても平然としている彼らの反応がまた人外感を醸し出していて面白いです。

 

 

 

もっと掘り進めれば色々出てくるのですが、ざっくりとはこんな感じだと思います。

物語の独特のスピード感、一コマの美しさ、キャラクターの掛け合いの絶妙な面白さ、魅力的な点は枚挙に暇がないですが、何より奥の深い作品ですので、これを機に漫画の『宝石の国』のほうも読んでいただけたらなと思います。

一般書店で1冊600円(税別)で手に入れられます。表紙のホログラムもキラキラしてとってもきれいで可愛いです。

興味を持って頂けたら嬉しいな、と思いつつ少しでも仲間が増えることを願っております!