仕立屋

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コードギアス反逆のルルーシュ 興道 感想

 

 『コードギアス反逆のルルーシュ 興道』観に行ってきました!

 

10年ほど前の作品で、今回続編制作が決定したこともあってのアニメ全二期総集編、というのがこの『コードギアス反逆のルルーシュ』映画全三部作だという認識なのですが……この映画、ただの総集編ではありませんでした!やっぱりー!って感じですね。

 

以下はほぼ初見の父(と言いつつ、事前知識はバッチリ入れていたらしい)と観に行った私の感想です。これから観に行かれる予定の方、悩んでいる方の参考になればと思います。

ネタバレはしないよう心がけますが、この作品自体10年前の作品で、かつこの映画は総集編ということもありますので大元のストーリーについての話題はもしかしたら喋ってしまうかも知れませんが、完全に初見の方はご了承ください。多分喋らないと思います。

 

 

 

 

まずびっくりしたのはオープニングが入ったことですね!

私、映画でオープニング入ったの始めてみました!(映画素人感)

もちろん、採用されたオープニング曲はFLOWの『Colors』、アニメ『コードギアス反逆のルルーシュ(第一期)』の前半で採用されていた曲でした。この曲は一番最初聞いたときは思いの外明るい曲だと思っていたのですが、今となってはギアスといえばこの曲、と言えるような曲になった感じがします。

音楽も流石に映画館で聴くとまたひと味違うと言いますか、元々素晴らしい楽曲の多い作品ですからこれも見所と言えると思います。

 

 

あ、そういえば、と言いますか……

思いつきで喋っている感じで申し訳ないのですが、オープニングより前、開始直後からいきなり新規カット、展開修正のオンパレードで、最初から集中して観ないと貴重な新カットを見逃してしまう、なんてことになりかねないのです、この作品。

これからご覧になる方、最初から!最初から目をバッチリ開いてご鑑賞ください!正直に言うと、私はもう一度確認に行きたいです。

 

新規カットといえば、今回の映画では全編キャラクターボイス録りなおしということで、初見でない方はアニメ二期まで演じた声優の方々の演じる初期のキャラクター達の声に注目して観るのも面白いと思います。

私は序盤、新宿でのルルーシュの高笑いが大好きなのですが、アニメ版はまだ不慣れさが滲む感じだった(私はこの高笑いが好きです)のが、映画館では高笑いが板についた感じで違和感もストレスも全くなく聞こえたのが印象的でした。どちらも好きです。

 

 

さて、少し話題にも上がっていましたが、この映画がただの総集編ではないと言われる所以ですが、大元のアニメの展開から大幅に修正されている内容があるという点があるかな、と思います。

今回の第1部だけでも「え!?ここを削るの!?」という点がいくつもあって、2部3部でどういうふうに展開を持っていくのかと今からドキドキしています。

 

三部作で2時間半という長尺であるにも関わらず、かなりがっつり削りかつ演技も巻きでとっているので、私は2部3部にドラマチックな展開を持ってきて今回は事前知識のおさらいの意味も含めて総集編的なところが多かったかなと思っています。やっぱり、三部作なのだから三部全て観てこその作品だと捉えるべきかなと改めて思います!

 

 

初見の父ですが、情報量が多いと言われていたので不安もあったのですがちゃんと内容は分かったとの事でこちらも安心です。

「え、ここで終わり?!これで二月まで待てと??」と、次も楽しみにしているふうだったのでついてきてもらって良かったと思います。

 

 

やっぱり劇場でギアスが観られることの感慨は大きくて、迫力の大画面であの展開を観られるのかと思うと私もこれからとても楽しみです。

 

これは予想ですが、大幅なカットと短縮されたシーンの多さから言ってもやはり後半に追加の描写が多くなるのでは、と思います。特に皇帝に即位した後あたりからの描写をより詰めてくるのではないか、という予想です。

邪推だと思いますが、続編制作が決定している今こうして始まった総集編映画なので、制作されるであろう「復活」のストーリーの先駆けとして後半、特にルルーシュが平和な世界を作る過程だとか、件の最終話Bパートだとかの追加修正描写がなされるのでは?と勘ぐっています。

 

続編制作について楽しみな反面、『コードギアス 反逆のルルーシュ』というアニメ作品があまりにも綺麗に完結されてしまっているがためにファンの間では不安の声も多い『コードギアス』ですが、それについても補完する形で描写がなされるのではないか、というのが私の見解です。

(もちろん、この映画を観なくとも「復活」自体は楽しめる作品になるのでしょうが、観た方がよりそこまでの繋がりがなだらかになるのではないか、という予想です。……いや、あの監督ですから、「なだらか」なんてことにはなりませんね)

 

 

長々と書いてしまいましたが、総括すると初見の方もファンの方も観て損は無い映画だと言えると思います。

私も三部作全編観たいと思います!